11月18日~2021年2月26日

キャプション
ICT/クロスメディア 2019.11.02 UP

【INTER BEE IGNITION 基調講演】映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達

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文:HEART CATCH西村真里子

 Inter BEEでは、テクノロジーの進化によるメディア環境の変化をクリエイターやスタートアップ、エンターテインメント業界の方との事例を交えて考える特別企画「INTER BEE IGNITION」を2016年より実施しており、メディア産業に関わる多くの専門来場者はもとより、これまで以上に内外の幅広い層に対し、未来に向けたビジョンや提言を数多く発信していきたいと考えております。
 今年の「INTER BEE IGNITION 2019」では、あらゆるモノがメディア化し、誰もがメディアプラットフォーマー、コンテンツ提供者になれる時代を真摯に受け止め「メディアは映像に留まらない」という前提のもと、メディアとして機能し始めた街・移動手段、ナイトクラブ、教育プログラムなどを題材に、新たなメディアを作る第一人者達をお招きしてセッションを提供していきます。
 
 また、「INTER BEE IGNITION 2019」基調講演では国内外で “都市×テクノロジー”、“教育” 、“ソーシャルメディアを通じたムーブメントメイク”の第一線で活躍しているアクティビスト(活動家)に登壇いただき、映像に留まらないメディアが生まれている現在進行形を語っていただきます。

<基調講演登壇者>

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スピーカー/パネリスト 中村 伊知哉 氏

 冒頭30分の単独講演は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 中村 伊知哉氏に『映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達』として新しくメディアとして機能し始めた都市や家電の最新トレンドをお伝えいただくと同時に、YouTuber/VTuberや芸人がテレビ以外を主戦場としてコンテンツを提供し始めているクリエイターの動向シフトの最前線もアップデートいただく貴重な機会となります。

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パネリスト 塩谷 舞 氏(左)、齋藤 精一 氏(右)

 また、後半60分は中村伊知哉氏に加えて“都市×テクノロジー”で国内外の多くのプロジェクトを仕掛けるライゾマティクス・アーキテクツ主宰 齋藤 精一氏と、オピニオンメディアmilieu 編集長で企業も巻き込み新たなムーブメントを作り続ける塩谷 舞氏をお招きし、あらゆるモノがメディア化し、誰もがメディアプラットフォーマー、コンテンツ提供者になれる時代の新しいメディアのあり方(作り方・消費の仕方 etc )の生の声をお届けします。

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ビデオコメンテーター 福田 淳 氏(左)、高木 美香 氏(右)

 さらに、ビデオメッセージとして今回、残念ながら登壇できなかったブランドコンサルタントで株式会社 スピーディ 社長の福田淳氏と、経済産業省 コンテンツ産業課課長の高木美香氏には、事前にお聞きした内容をビデオで収録し、会場で上映します。

 ブランドコンサルタントの福田氏は、長年、米国の放送業界の中で活動しながら、日本の放送業界においても、プロダクション業務を展開。”のん”のマネージを手がけ、最近ではユニクロなどのCM出演契約を取り交わすなど、活躍の舞台裏を支えています。
 福田氏は、日米の放送業界、映像コンテンツビジネスを知る立場から、最近の放送業界の状況に触れながら、これからの日本のコンテンツビジネスのあり方について進言してもらいます。

 経産省の高木氏は、行政の立場から、コンテンツビジネスの海外進出推進を支える立場から、現在のコンテンツビジネスの課題と展望について語る。ビデオでは、高木氏が課長を務めるコンテンツ産業課の役割と、今後の展望についても触れています。

 会場では、両氏のメッセージをビデオで紹介しながら、登壇者との熱い討論が繰り広げられる予定です。

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モデレーター 西村 真里子 氏

Question:
・新しく仕掛けていることは何?
・新しい仕掛けを定着させるために
 どのような活動をしている?
・変えていきたい”意識”は何?
・あなたが考えるメディアの定義は?

という問いをパネルストや、スペシャルゲストによるビデオメッセージでお伝えしていきますので、2020年以降のメディア動向、クリエイター動向をチェックしたい方には参加必須のセッションとなります。皆様のご来場をお待ち申し上げます。

Inter BEE 2019 特別企画「INTER BEE IGNITION」基調講演

講演日時:2019年11月14日 (木)13:00-14:30
講演場所:幕張メッセ 国際会議場 INTER BEE IGNITION基調講演
タイトル:『映像の外側で、すべてがメディア化する時代のアクティビスト達』

単独講演/パネリスト:
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 中村 伊知哉

パネリスト:
オピニオンメディアmilieu編集長・文筆家 塩谷 舞
都市×テクノロジーで国内外で仕掛ける ライゾマティクス・アーキテクツ主宰 齋藤 精一

モデレーター:
INTER BEE IGNITION仕掛け人 / 株式会社HEART CATCH 代表 西村 真里子

登壇者プロフィール:
齋藤 精一(さいとうせいいち) / ライゾマティクス・アーキテクチャー主宰
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエイティブ職に携わり、2003年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイターとして活躍後、2006年株式会社ライゾマティクス設立、2016年よりRhizomatiks Architectureを主宰。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター。現在、2018-19年グッドデザイン賞審査委員副委員長、2020年ドバイ万博クリエイティブアドバイザー。

塩谷 舞(しおたにまい)/ オピニオンメディアmilieu編集長・文筆家
大阪とニューヨークの二拠点生活中。1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学卒業。大学時代にアートマガジンSHAKE ART!を創刊、展覧会のキュレーションやメディア運営を行う。2012年CINRA入社、2015年から独立。

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